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22.07.01

POS連携とは?POSレジの種類や特徴をわかりやすく解説!

最近よくPOSという言葉を耳にしますが、「POSって一体なんだろう?」と思ったことはありませんか?

商品の売上情報や顧客情報などは、売上を伸ばすためのマーケティングには必須の情報となります。 こういった情報の管理を簡単に・わかりやすく実現してくれるのが「POS」です。 最近ではPOSの機能の拡充により、POSと連携したレジシステムを使用している店舗が増えており、おそらく皆さんも見たことがあるはずです。

今回は、POSとはいったい何なのか、どのようなPOSレジの種類があるのか、POSを使用する上でのメリットやデメリットを解説していきます。

そもそもPOSって何?

POSとは、Point of salesの略で「販売時点情報管理」と訳され、商品の売り上げ実績を詳細に記録し、集計するシステムを指します。

POSシステムにより、どの商品がいつ、どこで、どの顧客に、どの価格で、何個売れたのかといった情報を分析し、マーケティングに役立てることもできます。 最近では、人員削減のためのセルフレジの増加や、キャッシュレス決済の普及などにより、POSレジを導入する事例が増えています。

また、昨今のコロナウイルス感染症流行の影響で、デジタルテクノロジーの導入による新しい顧客体験を推進する取り組みである「店舗DX化」が進んでおり、今後も更なる需要が予想されます。

POSレジの種類とそれぞれの特徴

「POSレジ」とは、POSシステムを使用したレジのことを指します。POSレジにはいくつか種類があり、POSレジの導入を考える事業者は、適するPOSレジを選定することが重要です。ここではPOSレジの種類を3つ紹介します。

ターミナル型

筐体一体型、据え置き型などとも言われます。 POS専用の筐体の中にPOSソフトウェアがインストールされた状態で販売されているPOSレジを指します。

専用の筐体のため、他のPOSレジと比較するとコストは高い傾向があります。コンビニエンスストアやスーパーマーケット、大型ショッピング施設などで主に導入されています。

PC型

任意のパソコンにPOSソフトウェアをインストールすることでPOSレジとして機能するものを指します。

パソコンの選定などに自由度があるため、ターミナル型と比較すると価格は抑えられ、PC故障などの際にも交換は容易です。しかし、POS機能を拡充するためには別途周辺機器を購入する必要があります。 中〜小規模のお店で導入される傾向にあります

タブレット型

任意のタブレット端末にPOSアプリケーションをインストールすることでPOSレジとして機能するものを指します。

筐体一体型やPC型といった他のPOSレジと比較しても最も導入が容易で、コストも抑えられます。しかし、通信にWI-FIを使用することも多いため、環境によっては通信が不安定になる場合があります。 主に小規模な店舗数のお店や単店舗で導入されることが多いです。

POS連携のメリットやデメリット

POSシステムと連携することで、どのようなメリットとデメリットが存在するのでしょうか。それぞれ3つずつ紹介します。

POS連携のメリット

POSの導入にはメリットが多くあります。ここでは数あるメリットのうち、代表的なものを3つ紹介します。

多機能であることから、業務効率化が期待できる

POSレジは簡単な作業で会計が可能なため、レジ業務効率を上げることが可能です。また、POSシステムの多機能化により、「棚卸し作業」や「シフト作成」、「売り上げ計上」、「人件費計算」など、いままで手動で行っていた作業が自動化できるため、業務の効率化、さらには人件費の削減も期待できます。

クラウド連動により、複数店舗でのデータ共有が可能

クラウドに各店舗の売上データをはじめさまざまなデータを保存することで、リアルタイムに全店舗の情報を取得することが可能です。売り上げ分析のみではなく、全店舗の商品管理や顧客管理などもクラウド保存により一元管理できる点は非常に大きなメリットです。

業種や販売形態に合わせたカスタマイズが可能

POSシステムは、業種や販売形態に合わせてオプションサービスなどを利用することで、機能の拡充が可能です。 それにより、飲食店やサービス業、アパレルや病院など多くの業種でPOSシステムは導入されています。例えば、病院であればカルテの連携などの機能が用意されているPOSシステムも存在します。

POS連携のデメリット

POS連携を行うことで得られるメリットは多い反面、もちろんデメリットもいくつか存在します。そのうちの3つを紹介します。デメリットをしっかり理解した上でPOSを導入を検討しましょう。

導入かかる費用が大きい

POSレジを導入するにあたって発生する初期費用と、継続して支払い続ける運用費用は無視できません。POSレジの種類、オプションのカスタマイズなどによってかかる費用は大きく変わるため、事業者は必要となる機能を正確に把握・決定することが重要です。

ウイルスなどによるデータ盗難の危険がある

インターネットに接続する以上、ウイルスによる危険は考えられます。実際に、ウイルスによって顧客情報が流出したケースもあります。もちろんPOSシステムもウイルス対策はされていますが、リスクがあることを念頭に置き、常に最新のOSにアップデートしたり、ウイルスソフトを導入することも重要です。

停電によるシステム停止の可能性がある

従来の手打ちレジシステムとは違い、POSレジは停電時に会計機能がストップしてしまうというデメリットが存在します。

そのため対策として、UPS(無停電電源装置)の導入が望まれます。UPSとは予期せぬ停電時などに一定時間電力を供給することができる装置です。こういった非常時の対策も考慮する必要があります。

適切なPOSの導入によって、業務効率を改善しましょう!

今回解説したように、POSレジは事業運営するにあたって必要な機能が多く組み込まれており、従来の手打ちレジと比較すると、機能面でも作業効率面でもとても優れていると言えるでしょう。人手不足を解消するといった点でも有効なため、導入する事業者も増えています。必要な機能を正確に選択し、事業に最適なPOSレジを導入しましょう。

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