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22.04.29

オピニオンリーダーとは?意味とマーケティングにおける重要性をわかりやすく解説!

オピニオンリーダーとは、特定の集団内で周囲のメンバーに対して強い影響を与える存在のことを指す、マーケティング用語のひとつです。オピニオンリーダーをマーケティングで活用することは、企業にとって大きな効果を見込める手段と言えますが、活用方法を間違えると損失につながってしまう恐れもあります。

今回はオピニオンリーダーの役割、インフルエンサーとの違い、また活用のメリットとデメリットも解説します。

オピニオンリーダーとは?

オピニオンリーダーとは、特定の集団の中で周囲のメンバーに対し強い影響を与える存在のことであり、「世論先導者」などと言い換えることができます。「世論先導者」といっても、オピニオンリーダーは人物のみを表す用語ではなく、サービスなども含まれます。

オピニオンリーダーの例
・芸能人
・SNSでフォロワーの多い人物(インスタグラマーなど)
・YouTuber
・口コミサイト
・テレビ番組
など

このように、人やサービスなどにかかわらず、消費者に強い影響を与えうる存在のことをオピニオンリーダーと呼びます。

オピニオンリーダーの役割

スタンフォード大学の社会学者、ロジャーズの提唱した「イノベーター理論」によると、新製品普及の過程を5段階に分けたうち、オピニオンリーダーは第2段階の「アーリーアダプター(初期採用者)」に分類されます。アーリーアダプターは、新しい製品を早い段階で取り入れるという特性上、「製品の認知度を上げ市場に浸透させる」という役割を持ちます。新しい製品を消費者に影響を与える立場であるオピニオンリーダーが使用し拡散することで、この役割を担っているのです。

このオピニオンリーダーが与える影響をうまく活用することで新規製品を効果的に売り出すことが可能となります。

イノベーター理論についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ
イノベーター理論とは?消費者の5つのタイプをわかりやすく解説!

オピニオンリーダーとインフルエンサーの違い

「オピニオンリーダー」と「インフルエンサー」は、よく混同される用語です。この2つの違いを解説します。

まずは2つの用語それぞれの定義です。

インフルエンサー … 自身が持つコミュニティに対して強い影響力を持つユーザーのこと
オピニオンリーダー … 特定のコミュニティに対して強い影響力を持つ存在のこと

この2つは、あるコミュニティに対して強い影響を持つことは共通しています。しかし、定義を見てわかるように、インフルエンサーに該当するのはユーザー(=人物)のみです。それに対して、オピニオンリーダーは人物以外も含みます。つまり、オピニオンリーダーという存在のうちの一つにインフルエンサーがあるということです。

・有名インスタグラマー…オピニオンリーダーであり、インフルエンサーでもある
・口コミサイト…オピニオンリーダー

このような違いはありますが、最近ではこの2つは同じ意味を指す言葉として使われることも多くあります。

オピニオンリーダーによるメリット・デメリット

前述したように、オピニオンリーダーを活用することは、新しい製品を市場に浸透させる上で大きな効果を見込めるなどの多くのメリットがあるため、活用を考える企業も多くなっています。しかし、その前に抑えておくべきデメリットもいくつか存在します。ここではオピニオンリーダーを活用する上でのメリットとデメリットを解説します。

オピニオンリーダーによるメリット

オピニオンリーダーを活用する上でのメリットを3つ紹介します。

・コストが抑えられる
・情報の拡散速度が速い
・消費者の信頼を得られやすい

コストが抑えられる

もしオピニオンリーダーが新しい製品に対して好意的な情報を発信した場合、広告不要で消費者に興味を持ってもらえるため、企業として契約して広告を出す場合と比較して、コストを抑えて市場に製品を浸透させることが可能となります。

情報の拡散速度が速い

昨今のSNSユーザー増加に伴い、オピニオンリーダーの拡散力も強くなっています。その人物のファンである「フォロワー」を多く持つオピニオンリーダーであればあるほど、より素早く、より多くの消費者への影響が期待できます。

消費者の信頼を得られやすい

既に一定の信頼を得ているオピニオンリーダーが発信する製品は、製品自体の信頼も得られやすい傾向にあります。消費者に近い立場であるオピニオンリーダーのレビューは、消費者側から見て信用しやすいという点も要因の一つです。

オピニオンリーダーによるデメリット

オピニオンリーダーを活用する上で留意すべきデメリットを2つ紹介します。

・安定した広告の効果を期待できない
・いい情報だけが発信されるとは限らない

安定した広告の効果を期待できない

オピニオンリーダーによる情報の発信は、基本的には継続的な広告の効果は見込めず、一時的なものとなってしまいます。よって、消費者側がその商品に向ける関心も一時的なものとなってしまうため、長期的なアプローチには向かない手法です。

いい情報だけが発信されるとは限らない

オピニオンリーダーは、決してプラスの情報だけを発信してくれるわけではありません。オピニオンリーダーがプラスの評価で情報発信する場合に見込める効果の分、マイナス評価の情報だった場合に受ける影響も大きいことが考えられます。

オピニオンリーダーを活用し、新しい製品を効果的に売り出す

今回はオピニオンリーダーの役割や、インフルエンサーとの定義の違い、活用のメリット・デメリットを解説しました。

広告費を抑え、多くの人に素早く新しい製品をアプローチしたいということで、オピニオンリーダーの活用を積極的に行う企業もあります。特に最近はSNS文化の浸透や、YouTuber、インスタグラマーのブームにより、昔よりもさらに効果が期待できるマーケティング手法であると言えます。

オピニオンリーダーの特徴を理解し、効果的にマーケティングに活用しましょう。

用語集解説

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